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第5回アメフト世界選手権の日本代表壮行試合と、最終代表の発表



(第1Qに日本代表のタッチダウンパスが決まったシーンの動画)


一昨日、6月14日に、IFAF第5回アメリカンフットボール世界選手権大会に出場する日本代表の最終選考を兼ねた、壮行試合が川崎の富士通スタジアム川崎(旧川崎球場)で行われました。

対戦相手はOBを含むオール慶應義塾大学ユニコーンズとオールXリーグの混成チーム「チームHOPE」で総勢120名。

結果は、58-0で日本代表が勝ちました。

20150615壮行試合の一シーン

(赤いジャージ、日本代表のオフェンス

 黄色いビブスを着ているのがQB)

試合は負傷を防ぐため

・QBがプレッシャーを受けたところでボールデッド

・QBへの接触は禁止で、接触するとアンスポーツマンライクコンダクト

と言う特殊なルールでした。

そんな感じなので、QBがプレッシャーをかいくぐって投げようとしたところで、あるいは走ろうとしたところでボールデッドになるわけですから、試合としてのおもしろさはそがれたように思います。

でも、大事な日本代表ですから、仕方がない措置なのかな、と思います。

それに、時間がたつにつれ、オフィシャルはなかなか笛を吹かなくなりました。


「チームHOPE」は、壮行試合の相手として、十分なプレイをしてくれたと思います。

得点差ほど、日本代表が圧倒した、と言う印象を受けませんでしたし。

前述の特集ルールの影響もあったとは思いますが、1Qに日本代表にパントを蹴らせました。

日本代表が壮行試合でパントを蹴る事態に追い込まれるのは、なかなかないと記憶します。

そう言えば、「チームHOPE」の監督が慶應のHCと言うこともあってか、オフェンスはほぼノーハドルだったのに対し、日本代表はそう言うオフェンスはしませんでした。

そう言うことをしなくても勝てるのですが、これは「仮想米国」相手のゲームですから、2ミニッツオフェンスの練習とか、適性を試させたりしなくてもいいのかな、と不思議に思いました。


その他印象に残ったのは、日本代表の主将格のWR木下典明選手の、貫禄のキックオフリターン

オーラに包まれて走って行くように感じられました。


日本代表のQB高田鉄男選手を久々に見ましたが、すごくいいパフォーマンスだったと思います。


「チームHOPE」のQB高木翼選手(オービック)はいいQBだな、と思いました。

プレッシャーを受けながらパスを投げるのがうまい、と。

あれでもう少しリリースが速ければ、十分に日本代表を狙えるんじゃないかな、と思いました。


(第4Qの日本代表のTDランの動画)



試合終了後、木下選手が観客に向かって決意表明

「明日選ばれる(最終代表の)45名で、絶対にアメリカに勝ってきます」

と言ってくれました。

もう少しでNFL入りできた、アメリカを知る選手ですから、気持ちだけで言っているものではないと信じます。

このツイートのリンク先(Facebook)では、別の場所で撮影された木下選手の決意表明を見ることができます。




試合に関する記事は、こちらのリンク先にあります。

「日本代表が世界選手権壮行試合で勝利 アメフト(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース」へのリンク


そして昨日、日本アメリカンフットボール協会は、最終選考を終え、日本代表45人を発表しました。

下記リンク先の記事に、一覧と森清之ヘッドコーチの選考に関する談話が書かれています。

「日本代表QBは高田、加藤 46歳DL脇坂は5大会連続出場 - 週刊TURNOVER - アメリカンフットボール・WEBマガジン - 47NEWS(よんななニュース)」へのリンク

これまで3人選ばれてきたQBは、今回は2人でした。

一昨日「S☆1スポーツ」で特集されたWR栗原嵩選手も選ばれました。

選考基準として「キッキングゲームも含めて複数ポジションをこなすことのできる人材」と語られてますが、WR宮本康弘選手は、壮行試合の後半、キッカーを務めていました。


さて、来月の今頃はもう世界選手権の真っ最中なわけですが、日本代表は今後6月21日(日)と6月27日(土)に公開練習を行います。

下の写真は、右が壮行試合のパンフレットで左が公開練習のチラシです。

20150615壮行試合のパンフレットとご案内

チラシによりますと、6月27日(土)の練習後、

・日本代表選手との集合写真撮影

・選手サイン入り代表Tシャツが当たる抽選会

が行われるそうです。

詳細は下記リンク先に近々アップされるようです。

「日本アメリカンフットボール協会公式サイト」へのリンク

「富士通スタジアム川崎オフィシャルブログ」へのリンク

壮行試合の後、スタジアムの外はこんな感じで、日本代表チームの選手や「チームHOPE」の選手も入り混じって、写真撮影や、歓談が繰り広げられていました。

20150615壮行試合の後の光景

富士通スタジアム川崎でのアメフトの試合のあとは、だいたいこんな感じです。

さっきまでフィールドにいた選手たちが普通にいるのです。

6月27日(土)の練習後も、これに近いものになるのでしょう。


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【アメフト】日本対ドイツ戦観戦記~German Japan Bowl II

20140413GJB2パンフレット

(German Japan Bowl Ⅱで配布されたパンフレット)


先週土曜日に川崎富士見球場(旧川崎球場)で、アメリカンフットボール日本代表対ドイツ代表の試合、

「German Japan Bowl Ⅱ」

を観戦してきましたので、その感想を書き留めておきます。


その前に、遠路はるばる日本までやってきてくれた、ドイツ代表のみなさんには本当に感謝いたします。

試合に勝つとか負けるとかよりも前に、まず試合の相手がいるということが何よりも嬉しいからです。

日本とドイツとの新善試合は、この試合までにとどまらず、今後も永く続けていただければ、と強く願います。


1.おおざっぱな試合の流れ

日本の攻撃から始まった試合は、その攻撃をTDパスに結び付け、日本が先制し7-0とします。

対するドイツの攻撃は、予想に反してランとパスを織り交ぜてじりじりと前進しますが、パントに終わり無得点。

その後は両チーム攻めあぐね、1Qはそのまま7-0で日本リードで終了。


2Qもそのまま両チーム攻めあぐねたものの、9:42に日本がTDパスをあげ、リードを14-0に広げました。

その次の攻撃でドイツは2ミニッツオフェンス(12分クオーターでした)を始め、ノーハドルで仕掛けてきます。

しかしそれもインターセプトで攻撃権は日本に。

日本は時間をつぶすことをせず、前半終了までにもう一回スコアを目指しますがギャンブル失敗。


前半は14-0で日本がリードしたまま終わりました。


3Qはさらに試合が動かなくなってしまったのですが、3Q終了とほぼ同時に日本が32ヤードFG決めるて、さらにリードを広げ17-0.


しかし4Qに入ると得点が入りまくりました。

まず最初のドイツの攻撃をパントに追いやると、次のドライブで日本が自陣深くからロングパスを決め、レシーブしたWRがそのままエンドゾーンに走りこんでTD。

4Qの1:48でリードを24-0とします。

次のドイツのドライブは、日本にパスをインターセプトされます。

攻撃権を得た日本はスクリーンパスから見事なランアフターキャッチを見せTD。

4:01でスコアは31-0になりました。

さらに次の攻撃で、ドイツはまたもインターセプトをくらい、自陣深くまでリターンされました。

日本はこれで得た攻撃権をTDパスでしめ、4Qの5:51でスコアは38-0となりました。


試合はこのまま進み、最後は日本のニーダウンで終わりました。


最終スコアは、日本 38-0 ドイツ、でした。

20140413GJB2最終スコア

(最終スコアを示すスコアボード)


2.感想

1)日本オフェンス

日本のオフェンスは良かったです。

パスは長身のドイツディフェンスにはたかれたり、チップされたりしましたが、サックとインターセプトはなかったと思います。

けっこう選手が密集しているゾーンに投げて、それが何度も通っていた印象があります。

かなり精度の高いパス攻撃ができたんじゃないかと思います。

ランに関しても、予想よりは出ていたように感じました。

中央のランでも、クイックネスを生かして、何度かロングゲインを見せていたような印象があります。

20140413GJB2日本オフェンス

(日本オフェンスのシーン)


2)ドイツオフェンス

「ランで真っ向から勝負をする」(マーク・タピー・チームディレクター)と言う言葉を事前に読んでいたのですが、パスが結構多かったような気がします。

ランはこの試合で敢闘賞のようなものに輝いたRBダニー・ワシントン選手がいいゲインを見せていました。

ただファンブルロストが1回あったのが残念です。

しかしランの回数も、ゲインしたヤードも、予想したほどではなかったように感じます。

パスは予想よりは決まっていたように思います。

ただ、落球が多かったようにも記憶します。

インターセプトが3回ありましたが、最初のは前半終了間際で急がなければいけない局面で、あとの2回は大量点を追いかけなければいけない局面。

いずれもパスが予想される局面でしたので、ディフェンスとしても読みやすいところがあったから起きたものとも考えられます。

ですから、3回は仕方ないのかな、とも感じました。

20140413GJB2ドイツオフェンス

(ドイツオフェンスのシーン)


3)日本ディフェンス

アグレッシブでした。

飛び込むようなタックルを何度も見ました。

ものすごい勇気を感じました。

(ちょっと危険かな、とも感じることもありましたが、フェイスマスクなどのペナルティにつながる危険なものはありませんでした。

 ルールの中でギリギリのプレイを発揮したと言えると思います)

ボールへの集まりの速さも健在でした。

タックルミスと言いますか、あれを抜かれちゃいかんだろう、と言うプレイはほとんどなかったように思います。

また、意外にQBにプレッシャーをかけられていました。

サックが2回ほどありましたし、それ以外でも投げ捨てさせることにも成功していました。

完封という結果から言っても、ほぼ満点の出来ではなかったかと思います。


4)ドイツディフェンス

長身を生かして、何度も日本のパスをはたき落としたり、チップしたりしてインコンプリートに追い込んでいました。

終盤には最前列に間隔を広く取ったあまり見ない体形から守っていました。

パスラッシュとパスカバーに重点を置いていたように思えます。

日本が4Qに得点した後は、それが成果を上げていたように感じます。


5)全体的な感想

ヨーロッパのチームとやる時は、そろそろ日本が初黒星を喫してもおかしくないころだ、といつも悲観的な考えが頭をよぎります。

ですが、今回は日本でやる試合だし、なんとか日本は勝ってくれるだろう、と期待していました。

結果は予想した以上でした。

特に完封は意外で嬉しかったです。

世代交代をして、若手中心で臨んだ試合でしたが、素早く動き回るディフェンスはうまく引き継がれていると感じました。


私が見る限りでは、日独の差はクイックネスにあって、それがスコアに表れたと感じます。

そしてパスをはたかれたことを除けば、ドイツの有利な体格は、あまり機能しなかったように感じます。

あの体格でラン攻撃を続けられれば、無得点で終わることもなく、競っていたと思います。

(日本としても、そう言う攻撃に耐えることが課題だと思われますので、ラン中心で来てほしかったんじゃないかと考えますが)

ドイツは、ヨーロッパ選手権を間近に控えているようで、それを勝ち抜くためにもランに頼らない攻撃を日本相手に試してみたかったのかな、とも感じました。

20140413GJB2日本入場

日本代表選手入場のシーン)


3.来年の世界選手権に向けた動き

来年、IFAF主催の第5回アメリカンフットボール世界選手権が、スウェーデン王国のストックホルム市で開催されます。

昨日のGerman Japan Bowl Ⅱとほぼ同じ時間に、韓国ではその出場権をかけた韓国対クウェートの試合が行われました。

韓国 69 - 7 クウェートで、韓国が2回ぶり2回目の本選出場を決めたようです。

日本は来週末の4月26日、東京調布市のアミノバイタルスタジアムで開催される対フィリピン戦に勝てば、5回連続5回目の本選出場を決めます。

順当であれば、日本が勝つと思います。

問題は本選で、日本は2連覇の後、準優勝、3位とだんだん順位を落としています。

上位2チームがアメリカとカナダですから、仕方がないと言えば仕方がないとも言えるでしょう。

と言うか、よくここまでがんばっているな、と思います。

ですが、やはり優勝してほしいです。


それでも、やはり予選を勝たなければ本選に進めないのは事実です。

対フィリピン戦は通過点に過ぎない、と考えずに、本選で優勝するためにいろいろとがんばってほしいと思います。

素人考えではありますが、フィリピンはアメリカの文化が深く入っている国ですから、学ぶこともあると思います。

20140413GJB2対フィリピン

(対フィリピン戦を告知する写真)


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