NFL.comに「NFL選手でオールスターサッカーチームを作ってみた」と言う記事が
(2015年5月末に、ロンドンのチェルシーを訪問したJJ・ワット)
NFLの公式サイトに、FIFA女子サッカーワールドカップがカナダで始まった、と言うことで、アメフトのNFL選手たちで、サッカーチームを作ってみた、と言う記事がありました。
こちらです。
NFL.com「The NFL's soccer football all-star team」へのリンク
私はサッカーのことはほとんど知らず、各ポジションの特性には全く無知です。
つまりどのポジションにどんな選手が向いているのか、さっぱり知らないのです。
そういうことを前提で、とりあえず選ばれた11人と監督を転記、そしてできる限りでコメントさせてもらいます。
ゴールキーパー
JJ・ワット(ヒューストン・テキサンズ:DE)
NFLの昨シーズンの最優秀守備選手で、いま最も存在感のある選手の一人と言っていいでしょう。
守備だけではなく、攻撃に参加してTDパスを何度かレシーブしたことを思い出すと、たしかにGK向きなのかもしれません。
ワットは子供の頃ホッケーをプレイしていて、高校時代にはアメフトの他、バスケットボールや野球、そして陸上競技でスターだったそうです。
この体型の割には脚は速いと思うのですが、いかん他の選手がめちゃくちゃ速いので、GKと言うことかもしれません。
近距離でパスをはたき落としたり、インターセプトしたことを考えると、ボールに対する反応は良いと思います。
ディフェンダー
リチャード・シャーマン(シアトル・シーホークス:CB)
NFL.で最も優れたパスディフェンダーのシャーマンなら、ボールを奪ったり、カットしたりするのがうまそうです。
シャーマンは高校時代には、アメフトの他、トラック競技で活躍したそうです。
ルーク・キークリー(カロライナ・パンサーズ:LB)
デビュー3年間で2度のオールスターチームに選ばれたほどのキークリー。
特にタックルの数が多いので、相手選手にピッタリとついて、思い通りのプレイをさせない姿が想像されます。
キークリーには、他に特記すべき競技歴はないようです。
エンダクマン・スー(マイアミ・ドルフィンズ:DE)
オリジナルの表記は「Ndamukong Suh」と言う選手です。
この選手のことをほとんど書いたことがなかったので、NFLファンの間でどうファーストネームを言われているか、思い出せませんでした。
ツイッターでは「スーさん」と書かれていることが多いように感じます。
スーは高校時代にアメフトの他、バスケットボールや陸上トラックで活躍したそうです。
プロボウル(オールスター戦のこと)に4回選ばれた彼が、優れた選手であることは間違いないのですが、態度が…
ダレル・リービス(ニューヨーク・ジェッツ:CB)
ダレル・リービスが守るエリアのことは
「リービス・アイランド」
と呼ばれ、相手QBが投げたパスの墓場と言われています。
イチローの守備範囲のことを「エリア51」と呼ぶのと同じです。
それほど彼の守るエリアにパスを投げるのは危険だということです。
高校時代はバスケットボールと陸上でも活躍。
バスケットボールでもインターセプトが多かったそうです。
サッカーでもインターセプト(と言うのかどうか知りませんが)がうまいのかもしれません。
ミッドフィールダー
アンドリュー・ラック(インディアナポリス・コルツ:QB)
ここまで書いてきた選手は、すべてアメフトでもディフェンスの選手でしたが、ラックはオフェンスの選手です。
2012年のドラフト全体1位と鳴り物入りでNFLに入り、ルーキーシーズンから期待通りの結果を残してきました。
その特徴は、QBとして理想的な体格と、強いリーダーシップにあるようです。
サッカーのことはよくわかりませんが、かつてMFの中田英寿がリーダーシップをとっていたことを考えると、ラックも適役かもしれません。
少年時代はロンドンに住んでいたため、アーセナルやトッテナムのファンだったそうです。
今ではMLSのヒューストン・ダイナモの大ファンだそうです。
マーカス・マリオタ(テネシー・タイタンズ:QB)
今年のドラフトでNFL入りしたばかりで、まだNFLでプレイ経験はありません。
彼の武器はパスだけではなく、体躯が良くスピードがあることです。
高校時代はトラック競技もプレイしていたそうです。
また、それ以前はサッカーもプレイしていて、
「サッカーは基礎を作る上で素晴らしいスポーツだ。僕のアスリートとしての土台を作ってくれたのもサッカーだと思う。僕のフットワークや、フィールドを見る力、反射神経などに影響してる」
と語っているそうです。
「NFL JAPAN.COM|サッカーで育ったQBマリオタ「アスリートとしての土台できた」」へのリンク
なお、あるフラッグフットボール指導者は、フラッグフットボールを経験した子供は、サッカーをやらせると抜群のポジション取りをするようになる傾向がある、と言っています。
デマルコ・マレー(フィラデルフィア・イーグルス:RB)
昨シーズン最も距離を稼いだRBです。
高校時代はバスケットボールやトラック競技もプレイしたそうです。
スピードの他、タフネスが彼の武器のようです。
オデル・ベッカム Jr.(ニューヨーク・ジャイアンツ:WR)
ルーキーだった昨シーズン、信じられないワンハンドキャッチで一躍その名を広めた、オデル・ベッカムJr.。
最近はOBJと略して呼ばれることも多いようです。
彼は高校時代にバスケットボールやトラック競技でも活躍しました。
それより前はサッカーをプレイしていて、真剣にサッカー選手になることを考えていたそうです。
好きな選手は同姓のデビッド・ベッカムで、デビッド自身もNFLが好きで、同姓のオデルのことを気に入っていて、このオフ、2人の会見がありました。
私としては、OBJほどの素晴らしいワンハンドキャッチは見たことがないので、足を使うフットボールより、そうじゃない方を選んでくれてありがたいと思っています。
記事には、攻撃的MFに向いている、と書いてありましたが。
フォワード
カルビン・ジョンソン(デトロイト・ライオンズ:WR)
「メガトロン」と呼ばれるカルビン・ジョンソンは、現役最高のWRと言っていいでしょう。
高校時代は野球でも活躍したそうです。
彼のすごいところは、一発のパスキャッチでゲームの流れを変えるところだそうです。
パスキャッチをするには、手でボールを捕る能力だけではなく、スピード、身長、そして必要な時に必要なところへ走りこむ「ポジショニング」などの能力があるのが理想的です。
ジョンソンはそのすべてを備えていて、それはきっとサッカーでも活かされるものと思われます。
ロブ・グロンコウスキー(ニューイングランド・ペイトリオッツ:TE)
グロンコウスキーは現役NFLでも最高のTEの一人です。
TEにはパスキャッチをする能力と、相手選手から味方を守るブロッキングの能力が必要とされます。
彼のブロッキングを考えれば、サッカーで相手選手のタックルをはじきとばすシーンを思い浮かべることができます。
高校時代はバスケットのセンターもプレイしていたそうです。
監督
ビル・ベリチック(ニューイングランド・ペイトリオッツ:HC)
昨シーズンのスーパーボウルを制覇したベリチックは、現在最高のHCの一人と考えられますが、一方で彼のやり方は汚い、とも思われているようです。
しかし5度のスーパーボウル制覇は史上最多であることは(今のところ)事実です。
ベリチックの配下にトム・ブレイディと言う最高のQBがいたことが、彼の経歴に貢献したことは間違いないと思いますが、それ以外には常に他チームより優れた選手を抱えていたわけではなく、チャンピオンチームとは思えないほどの乏しいタレントで、なんとか勝ってきました。
そう言うタレントマネージメント能力は、サッカーでも活かされるかもしれません。
なお、アメフトの他、ラクロスをプレイしていたそうです。
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