1983年に作成された、第3次大戦を想定した英女王のスピーチ原稿が見つかった件

先週、1983年にイギリス政府が作成した、

「第三次世界大戦の開戦を想定したエリザベス女王のスピーチ」

の草案が公開されたそうです。

NHK「第3次大戦想定 英女王スピーチ草案」へのリンク

下記リンク先の記事はニュース動画つきです

日テレNEWS24「第3次大戦想定、英女王のスピーチ原稿準備」へのリンク


このニュースを受け、2つのことを感じました。

まず一つ目は、1983年と言えば、そういう時代だったよねぇ、と言うことです。

1978年に、元NATOの高官であるジョン・ハケットが、

「第三次世界大戦―1985年8月」

と言う本を出しました。

日本では1978年に二見書房から翻訳版が刊行されました。

20130803第三次世界大戦―1985年8月

これはハケットが、終戦後に第三次世界大戦を振り返る、と言うスタイルのものでした。

当時は冷戦下でしたので、西側(自由主義陣営)と東側(社会主義陣営)との対戦で、核と通常兵器の両方を使った戦いだったと記憶します。

元軍事関係者が書いたものだけあって、大きな反響があったように記憶します。


その後これにならった「第三次世界大戦もの」が続々刊行されました。

読んだ記憶があるのは以下の二冊ですが、たぶんこれ以外も読んでいると思います。


「中ソ戦争勃発す!」

20130803中ソ戦争勃発す!

当時は同じ社会主義国ながら、ソビエト連邦と中華人民共和国は、ダマンスキー島事件(「珍宝島事件」とも)などをきっかけに、深刻な対立を続けていましたので、この両国が戦争することが想定され、こういう本ができました。


「ソ連軍日本上陸!―第三次世界大戦」

20130803ソ連軍日本上陸!―第三次世界大戦

当時は極東ソ連軍が北海道に上陸するのでは、と言うことがささやかれていました。

実際自衛隊の配備もそれを意識したもので、北海道に配備を厚くしていました。

(今私は軍ヲタではなくなったので、どうなっているのかは知りませんが)

一時期ソビエト占領下(全国だったか一部かは忘れました)で日本の統治が始まるのですが、最終的には日本が自由を取り戻す、みたいなものだったと思います。


その他、ソビエトがアメリカを征服して、社会主義体制下のアメリカを作り出す

「AMERIKA」(「AMERICA」ではなく、ロシア風のスペルになっているのがみそです)

と言うテレビ番組もやっていたように記憶します。


ちなみに、二見書房が出版していた「第三次世界大戦もの」は、Amazonの下記リンク先で、一部見ることができます。

Amazon「二見書房 第三次世界大戦」へのリンク



二つ目は、戦争の準備って、そこまでやるんだなぁ、と言うことです。

日本では戦争を仕掛けられた時の応戦に関する法整備すら出来ていないと認識します。


この記事で日本の憲法や自衛隊がかくあるべきと言うことは書くことはやめておきますが、戦争を病気、平和を健康、と考えると、もっと戦争について知るべきだと思う、と言うことは書かせてもらいます。


最後に最初に紹介した

「第三次世界大戦―1985年8月」

の最後の部分が、歴史好きにとって興味深かったので、その部分を引用して、この記事を終えます。


「政治的予言と言えば、おもしろい小話がある。

 1928年のミュンヘンで、ある政治予言者が、5年後、 15年後、 20年後、 40年後のミュンヘン市民に、何が起こるか、救援して欲しいと頼まれて、こう答えた。

「5年後の1933年には、ミュンヘンを含むドイツには500万人の失業者があふれ、はっきりした精神異常の独裁者がドイツを支配しており、この独裁者は600万人のユダヤ人を殺そうとしています」

聴衆は言った。

「なんてことだ。それでは、15年後には、私たちはもっと哀れな状態になっているとお考えでしょうね」

「いいえ」と予言者は答えた。

「1943年には、ミュンヘンは大ドイツの一部です。大ドイツの旗がヴォルガからボルドーまで、ノルウェー北部からサハラまで、ひるがえっています」

「それはそれは。では20年後には、私たちはもっと大変強大になっているとお考えでしょうね」

「いいいえ。私の予想では、 1948年には、ミュンヘンを含むドイツは、領土がエルベ川からライン川までの間しかなく、都市はいずれも破壊され、生産も1928年の水準のわずか10%にまで落ち込んでいるでしょう」

「すると、 40年後には、私たちは暗黒の廃墟にいるとお考えですか」

「いいえ、 1968年には、ミュンヘンの一人当たり実質所得は、今の四倍になっており、さらにその翌年には、ドイツの大人の90%が自宅の居間にくつろぎ、居間の片隅においた箱をながめているでしょう。

その箱は、月の表面を歩く男の、動く写真を映し出しているのです」

もちろん、この予言者は狂人扱いされて、監禁されてしまった。」


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