【映画】「ルートヴィヒ(Ludwig II)」(2012)から色々と思い出した件



(「Ludwig II - Trailer (ドイツ語)」邦訳のダイジェスト動画はまだないようです)



19世紀末のバイエルン(ババリア)王国に君臨し、「狂王」と呼ばれたルートヴィヒ2世のことを描いた映画

「ルートヴィヒ(Ludwig II)」(2012)

が、2013年12月から全国で順次公開されるそうです。

公式サイトはまだトップページしか完成していないようですがこちらになります。

映画「ルートヴィヒ」公式サイトへのリンク

関連ニュースサイトはこちらです。

映画.com「芸術を愛した美しき“狂王”を描く歴史大作「ルートヴィヒ」が12月に公開」へのリンク

CINEMA TOPICS「映画『ルートヴィヒ』ドイツ映画界がワーグナー生誕200周年に贈る、珠玉の歴史超大作!」へのリンク


情報サイトはこちら

映画.com「ルートヴィヒ」へのリンク

(↑ただし起稿時点ではスッカスカですが、そのうち充実すると思います)

CINEMA TOPICS「ルートヴィヒ」へのリンク

(↑かなり充実しています)


さて私がこの映画に食いついたのは、大学生のころ、このルートヴィヒ2世が在位したころのことを卒業論文に書くため、この本を読んだからで、少しはルートヴィヒ2世に興味があるからです。

 20130917きょうおうルートヴィヒ

1986年~1987年ごろ、中公文庫から発売された

「狂王ルートヴィヒ」(ジャン・デ・カール著)

と言う本です。


私はこのころのプロイセンの宰相オットー・フォン・ビスマルクに興味がありましたので、彼が成したドイツ統一について卒業論文を書きました。

ビスマルクは

「現下の(ドイツ統一)問題は、議論によってではなく、鉄と血によって解決されるのです」

と議会で演説し、上からの軍事によるドイツ統一を目指すことをあきらかにし、軍拡のための予算を認めさせました。

その後デンマーク戦争、普墺戦争、普仏戦争に勝利して、プロイセンによるドイツ統一をなし、ドイツ帝国(第二帝国)を成立させます。

この1864年ごろから1871年にかけては、プロイセンを中心にヨーロッパ外交は、イタリア王国統一とかもあってけっこう大変だったと思うのですが、そのころドイツの一大勢力たるバイエルン王国の王、ルートヴィヒ2世は

「国民の安全に必要なのは、詩と音楽の奇跡だ」

と語り、芸術家のワーグナーをバイエルンに招き、ノイシュバインシュタイン城などを建造し、自分自身の理想郷を作ろうとしました。

国家予算は火の車だったのですが。


私がルートヴィヒ2世に興味を持ったのは、この荒れるヨーロッパ、特にドイツの中で、どうしてルートヴィヒ2世は

「太平楽」(たいへいらく)

と考えられるほどのんきを貫き通したのか、と言うことです。

と言いますか、「太平楽」を貫き通せるほど現実は寛容ではなかったと思います。

では彼は、どう政治に関与したのか、ドイツ統一戦争に飲み込まれていったのか、が知りたかったのです。


もはやよく覚えていないのですが、一国、しかも南ドイツの大国であったバイエルンの王とは思えぬほど、現実を逃避しまくったようです。

ただ、Wikipediaの「ルートヴィヒ2世 (バイエルン王)」にこんな記載があるのには驚きました。

「1863年8月にミュンヘンの宮殿で、プロイセン王国の首相ビスマルクと会見した。その後ルートヴィヒとビスマルクは対面することがなかったが、ビスマルクは執務室にルートヴィヒ2世の絵を飾るほど好意を寄せ、ルートヴィヒは友情に近い尊敬の念を持っていたといわれる。」

私は、老獪なビスマルクは、この王太子(当時)を

「くみしやすい若造」

としか見ていなかったと考えていたからです。


(ブログに歴史に関することを書こうとして、下調べをすると、自分が持っていた古い認識と、最近の解釈が違うことがよくあります)


とにかく、その人格は「狂王」と単純に呼ばれるだけではなく、ビスマルクのような政治の天才をもひきつける魅力を持っていたと言うことでしょう。

そのことがこの映画に反映されていれば、とても魅力的な映画に出来上がっていると考えます。


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2013年 ドイツ 19世紀初めから20世紀初めまで存在した、ドイツのバイエルン王国。その3代目の君主「ルードヴッヒ2世」がこの作品の主人公です。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルともいわれている「ノイシュヴァンシュタイン城」を建てた人物で、お城のイメージどおり、夢想の一生を送った方です。、混乱の時代のドイツにおいて、現実世界の問題に対し、一国の君主として、若いときは多少努力はしたもの...