【映画】「神聖ローマ、運命の日~オスマン帝国の進撃~」の気になる設定



(「神聖ローマ、運命の日~オスマン帝国の進撃~」の宣伝動画)


明日4月19日に公開される映画

「神聖ローマ、運命の日~オスマン帝国の進撃~」

(原題:11 settembre 1683)


は、1683年のオスマントルコ帝国による

「第二次ウィーン包囲を」

神聖ローマ帝国を中心とするヨーロッパ連合軍が撃退した「史実」がベースになっているようです。

この映画についてですが、映画.comの解説は、この文章から始まります。

「1683年9月11日、神聖同盟として一致団結したキリスト教勢力とイスラム教勢力がぶつかり、勝敗が違えばその後の現代社会のあり方も変わっていたとされる一大決戦を描いた歴史スペクタクル。」

他のサイトを見ても、「9月11日」が強調されています。

ここに違和感を感じます。


結論から言いますと、2001年9月11日に起きた、同時多発テロ、いわゆる「9.11」を意識させるような映画になっていると感じますます。

原題が「1683年9月11日」と訳できますし。


Wikipediaの「第二次ウィーン包囲」を見ますと、9月11日と言う日付はなく、9月12日に、ポーランド国王ヤン3世率いるヨーロッパの援軍が到着して、オスマントルコの包囲軍に攻撃をかけ、打撃を与えたようです。

その他映画では30万人と描かれているオスマントルコの包囲軍は、15万人だったようです。

それでも倍の軍勢を撃退したのはすごいと思いますが。


「9.11」はイスラム教徒の中でも過激派が、キリスト教徒の多いアメリカに対して仕掛けたものとされていますが、第二次ウィーン包囲もそれを思い起こさせるような構図であると感じます。

オスマントルコ帝国はイスラム教の国ですし、この包囲軍と戦った神聖ローマ帝国をはじめとするヨーロッパ連合は、キリスト教の国です。

(この包囲ののち、ローマ教皇インノケンティウス11世がトルコ人に対する同盟結成の呼びかけを行い、オーストリア、ポーランドにヴェネツィア共和国を加えて神聖同盟が結成され、その勢力を中心として、大トルコ戦争が戦われました)


「9.11」を思い起こさせるような思惑がこの映画にはあるかどうか、本当のところはわかりません。

あくまでも私の感想です。

もしそうだとしても、この映画にまったくの価値がないかは、見てみないと分かりませんし、見ないまでも、そんなことは決してないと思います。

歴史はしばしば一方の主観で語られることがあります。

しかしそれをきっかけに、ある歴史に興味を持ち、自発的にそれを調べてみよう、と言う行為は、とてもいいものだと思われますから。


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