Yahooニュースを騒がせた、歴史に残るパッカーズQBロジャースのヘイルメアリーパスのこと~どんな名前でNFL loreに記録されるのか?



(日本でも大きく取り上げられた、アーロン・ロジャースのヘイルメアリーパスの動画

 より劇的な動画はこちら

 YouTube「Aaron Rodgers' Improbable Game Winning Hail Mary Pass! | Ultimate Highlight | NFL Films」へのリンク


日本時間の12月4日の午前中に行われたNFLのサースデイナイトフットボールゲーム

デトロイト・ライオンズ対グリーンベイ・パッカーズ

の試合はとんでもないものになり、Yahooニュースでも大きくとり扱われるものになりました。

「NFL史上に残る奇跡的決着 残り0秒で反則、ラストプレーで逆転(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース」へのリンク

私はパッカーズのファンなので、試合後にスコアを見て、

「やった、逆転勝ちしたんだ」

と、ただただパッカーズの勝利が嬉しかったのですが、どこから書いていいかわからないほどとんでもない試合だったことを後で知りました。

パッカーズが勝ったぐらいなら、わざわざブログ記事にはしないです。


試合の最後の大逆転劇を知って、これはファンとしては書きとめ置いておかなければ、と思って、これを書き始めました。

ただ、前述の通り、何から書いていいかわからないので、構成がぐちゃぐちゃになると思います。


1.「ヘイルメアリーパス」の難しさ

「ヘイルメアリーパス」(あるいは「ヘイルメリーパス」)とは、意訳すれば「神頼みのパス」です。

「メアリー」とは、キリスト教のカトリックを中心に崇められている、「聖母マリア」のことです。

これは、試合終了間際、タッチダウンをとらねば負ける、という状況で投げられるロングパス、をさすことが一般的だと思います。

(前半終了間際に投げられることがあります)

そして、ファンの間では「ヘイルメアリー」とか「ヘイルメリー」と略されて使われることが多いです。


基本的に、「ヘイルメアリーパス」は失敗することが多いです。

いろんな要素があります。

・QBに長距離を投げられる肩と、エンドゾーン内に落とすコントロールがなければいけない

・レシーバーがエンドゾーン内、あるいはそれに近づくまで投げることができないので、その間QBは守られるか、逃げるかせねばならない


上記は技術の話しです。

ルールでは、QBは、プレイ開始時点にボールがあったところ(画面の青い線)を超えて、前にパスを投げてはいけないことになっています。

ですから、QBが前に走りながら、つかまりそうになったら投げる、と言うのは、ボールがあったところを超えてはできないわけです。


さらに、「ヘイルメアリー」でやらなければいけないことが、オフェンス(攻撃)の方が、ディフェンス(守備)より多いのです。

オフェンスはボールを捕らねばいけません。

ですが、ディフェンスは、ボールをはたき落とすなり、場外にトスして出すなりして、パスを捕らせなければいいのです。

(自分で捕ってもいいです)


これだけ書けば、成功する確率がわかっていただけるかと思います。


ですから、トップの動画のように、きれいに「ヘイルメアリー」が決まるのは、とても珍しいことだと思います。

パスを投げたQBアーロン・ロジャースは、肩が強かったかどうかは忘れましたが、コントロールが良く、しかもディフェンスから逃げて投げるのがうまい選手で、NFLの歴史を振り返っても、なかなかここまでの選手はいません。

(ただ、最近はスランプでした)

そう考えると、ロジャースがああいうパスを投げたことは、他のQBに比べたら驚くべきことではないかな、とも思えます。


それをパスレシーブをしたTEリチャード・ロジャース他のレシーバー陣の動きがよかったと思います。

パッカーズのレシーバー陣は、今トラブル続きで、貴重なタレントを2人は欠いていますが、それでも全員がディフェンスの前にうまく回り込んでボールに触りにくくし、最後リチャード・ロジャースが、ヘイルメアリーの状況としては比較的フリーになれる状況を作ったのは見事だと思います。


2.試合の流れから見た劇的さ

私だけじゃないと思いますが、このゲームはすごい、と思ったのは、ヘイルメアリーの直前、結果的にディフェンスの反則となったプレイがあったからだと思います。

この動画のプレイです。

YouTube「Did Controversial Facemask Penalty Cost the Lions a Win? | Packers vs. Lions | NFL」へのリンク

前述のYahooニュースから引用すると、このようなプレイです。

「QBアーロン・ロジャーズ(32)はパスを2度失敗し、残りは6秒。3回目のパスはWRジョーンズをとらえたがまだ自陣40ヤード地点。やむなくジョーンズはラテラル(後方へのパス)でTEリチャード・ロジャース(23)にボールを投げてつなぎ、そして2人目のターゲットがQBのロジャース。もう後方にチームメートはいなかった。32歳の司令塔が70ヤード以上のTDランをマークできるはずもなく、動きをよく見て守っていれば試合は終わっていたはずだった。

 ところがライオンズのDEデビン・テイラー(26)は腕を伸ばしながら襲いかかり、その手がロジャースのヘルメットのフェースマスクに引っ掛かったために15ヤードのペナルティーを宣告されてしまった。残り時間は0秒ながらこの反則のために自動的にパッカーズに再度攻撃権が与えられ、自陣39ヤード地点でプレーは再開。」

アメフトでは、ラグビーのように後方へのパス(「ラテラルパス」と言います)をつなぐプレイはほとんどしません。

ラグビーとはルールが違うので、前進できる可能性が低いからです。

しかしこのような切羽詰まった場面ではたまにあります。

今回の状況では、いくらアーロン・ロジャーズが走るのもうまいといっても、最初に襲いかかった2人がタックルをミスしても、だれかがエンドゾーンにたどりつくことを阻止することはできたでしょう。

冷静に考えればそう思えますが、プレイしている選手の頭の中はそうではいられないんでしょう。

ライオンズファンから見れば、「なんてことしてくれたんだ」と思った人もいるでしょうが、それでも最後に「ヘイルメアリー」が決まると考えた人は少なかったと思います。

パッカーズファンにしても、負けが決まる時間が延びただけ、と考えた人の方が多いんじゃないでしょうか。

本当に、スポーツは何が起きるかわからないものだと、改めて思わされました。


3.Yahooのトップに出たことについて

この試合のことを、珍しく日本のスポーツ紙が取り上げてくれ、それがYahooニュースとして大きく扱われました。

スマホの画面ですがこんな感じです。

20151205ヤフーニュースを飾った、ロジャースのヘイルメアリーパスの画像


すると、NFLのニュースとしてはあり得ないことが起きました。

20151205コメントランキングに入った、ロジャースのヘイルメアリーパスの画像

この時点では186件ですが、現時点では200を超えるコメントがついたのです。

日本でのNFLのニュースは、そもそも一般紙やスポーツ紙のニュース、またはネットニュースになることはほとんどありません。

なったとしても、ほとんどコメントはつかず、ついてもせいぜい1桁台です。

しかも的外れなものも少なくないです。

私が「200超」のコメントが付いたことにどれだけ驚いたか、そして喜んだかがわかっていただけるかと思います。

そして、最初の10個のコメントを読みましたが、完全に的外れなものは一つもなかったです。

アメフトが好きな人ってけっこう多いんだな、とさらに嬉しくなりました。


4.グリーンベイ・パッカーズのファンとして

前述したとおり、私はグリーンベイ・パッカーズのファンですから、試合に勝ったのは嬉しいです。

開幕前か評価が高く、スーパーボウル出場の最有力候補のひとつにあげられていたパッカーズは、10月まで全勝でした。

ところが11月は悲惨なもので、結局1勝4敗。

信じられなかったのは、パスの巧さでは歴代のどのQBよりもうまいとも言われるアーロン・ロジャーズのパスが、通らなくなったことでした。

カンニング竹山氏は、応援するチームを決めたとき、アーロン・ロジャースのパスの巧さに惚れて、パッカーズを選んだほど、その巧さは秀でていました。

パスが通らなくなったのはロジャース一人の責任ではなく、パスを捕る側、そしてパスを投げるまでロジャースを守る側にも責任がありました。

それでも、これまでにはなかなか見られなかったコントロールミスがいくつか見られました。

12月に入ったからツキも変わるか、と期待して、昼休みにスマホの速報サイトで見たこの試合ですが…

後半最初に0-20と大差で負けているのを知り、愕然としました。

たしかに相手のデトロイト・ライオンズは、勝ち数こそ少ないですが、このところ勢いがありますが、パッカーズが0点ってどういうこと?

先日、「タッチダウンプロの呪い」と言うものを書いたのですが、それを根拠に、今月からパッカーズは勝ち始める、と言いきりましたので、絶対に勝ってほしい試合だったんですが…

この時間帯でこの点差はそうそう逆転できるものでもない…でも何とかしてほしい。

やせ我慢で言うわけではなく、逆転できないことはない、と思って仕事に戻りました。

あとは、最初に書いたとおりです。

勝ったことを知ってほっとして、そこに至るまでの経過を知って驚いて、そして大騒ぎになっていることにびっくりした、と言うステップでした。


トップに置いた動画には、アーロン・ロジャースがヘルメットを脱いで喜んで走っていく姿がありました。

ブレット・ファーブにはよく見られた光景でしたが、ロジャースがこういうことをするのはかなり珍しいんじゃないか、と思います。

5年前にスーパーボウルに勝った時も、こんなことはなかったと思うんですが…


とにかく、ミネソタ・バイキングスと地区優勝争いをしているパッカーズにとって、この一勝は大きいと思います。


5.パッカーズファンの間で語られたこと

「ようやく「ヘイルメアリー」と言う言葉を受け入れられるようになった」

何人かのパッカーズファンの方がそう投稿しているのを見ました。

と言うのは、パッカーズはつい3年前に、「ヘイルメアリー」でいやな思いをしているからです。

それは、下の動画の2位、「Fail Mary Game」と呼ばれるものです。



この「ヘイルメアリー」は成功しシアトル・シーホークスがグリーンベイ・パッカーズに勝ちました。

しかし、このプレイには誤審があり、本当はシーホークスの選手の反則がとられるべきだったので、反則で試合終了となり、パッカーズに勝ちがつくべきだったことがNFLから発表されました。

このため、パッカーズファンの間では、「ヘイルメアリー」についていやな思いがある人もいたようです。


なお、このときTDパスを捕ったと記録されたシーホークスのWRゴールデン・テイトですが、移籍して翌シーズンからデトロイト・ライオンズでプレイしています。

ですから、先週のゲームでは、今度はヘイルメアリーでいやな思いをする側にななったと思うんですが…

「ざまあ見ろ」

と言う気持ちは一切ないですが、どんなことを感じたか、聴いてみたい気はあります。


6.どんな名前で歴史に残るのか?

英語のWikipediaには

「National Football League lore」

と言うサイトがあります。

これはNFLでの記憶に残るプレイを集めたものです。

この中には

「The Hail Mary(ザ ヘイルメアリー)」

と言うプレイもあります。

上の動画の第9位の1978年12月28日に行われた、ダラス・カウボーイズとミネソタ・バイキングスの試合で起きたものです。


私は先週のこのゲームが、どういう名前でこのサイトに掲載されることになるのか、とても楽しみにしています。

投げたのはアーロン・ロジャースで、捕ったのはリチャード・ロジャースだから

「Rodgers to Rodgers」にヘイルメアリーをつけたものになるのか?

それとも

「The Hail Mary Ⅱ」

とかの番号をつけたものになるのか。

あるいは、フェイスマスクをつかんだ反則からこのプレイが起きたので、

「Facemask Mary」

とかになるのか。

最後のはちょっと嫌味っぽいな…


7.関連投稿

このプレイと試合を書くために、いくつかの投稿を集めましたが、結局ここまで使わなかったものの方が多くなりました。

もったいないので、貼っておきます。

「NFL JAPAN.COM|パッカーズ、ヘイルメリーパス成功で奇跡の逆転勝ち」へのリンク

「NFL JAPAN.COM|パッカーズHCも大興奮、「最高のパス」と奇跡の逆転勝利を絶賛」へのリンク













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