【ホークス】工藤監督の対ファイターズ戦最終シリーズの采配について、ネットで言われていることについて思うこと

ウィキペディアによりますと、MLB史上に残る監督ビリー・マーチン氏は、監督室に次のようなスローガンを掲示していたそうです。

Rule #1 The boss is always right.(第1条 ボスは常に正しい)

Rule #2 When the boss is wrong, refer to rule #1.(第2条 ボスが間違っていると思ったら第1条を見よ!)

「ボス」とは「監督」、つまりマーチン氏本人のことです。

この言葉は、昔読んだ

「スーパースター」(海老沢 泰久著)

と言うノンフィクションに近い小説の中で読んで知った言葉です。

私がスポーツの指導者を見るとき、だいたいこのスタンスで見ています。


海老沢泰久氏は他の作品(たしか「みんなジャイアンツを愛していた」の中の「ジャイアンツが敗れた」と言うエッセイ)の中で、こんなニュアンスのことも書いています。

「第一次政権時の長嶋監督の采配はとてもひどいものに思えたが、それはとても不思議なことだった。

それは、どう考えても長嶋監督のほうが、僕よりもはるかによく野球のことをしっているからだ。」

これに加え、「選手個々のコンディションのことは、監督やベンチが一番知っている」、と言う考えから、私は

よほどのものでないと、采配批判はできないと考えています。


さて本題ですが…


9月20日と21日の対北海道日本ハムファイターズ戦で、ホークスは連敗し、ファイターズにマジック6点灯を許しました。

ツイッターやYahoo!記事をみますと…

まあ、ホークス批判がすごいですね。

中でも工藤監督の采配に関するものは多かったです。

数少ない好意的なものにこんなものがありました。

「工藤さん叩かれてるねぇ!?
秋山さんの方が良かったというコメもあるけど、秋山さんも監督時代相当叩かれていたし、栗山さんも去年、いや、今年の前半までは無能と叩かれてた。
勝てば名監督、負ければ無能監督。
監督業も大変だわ。」

「天王山2連敗で自力V消滅 SB工藤監督「1つも負けないつもりで戦うしか…」(Full-Count) - Yahoo!ニュース」より)

まったくその通りですわ

あるYahoo!記事には

「有原を信じた栗山はさすが」

とあり、また、ある記事には

「あそこで五十嵐をマウンドに送る工藤の考えがわからない」

とありました。

もう、教科書通りの「結果論」としか言いようがありません。

いや、「結果」からしか物事を語れないのなら、「論」と言う言葉は使うべきではないですね。

「現実におきてしまったこと」にしか、説得力がありませんから。

「論」と言う言葉に失礼です。

とにかく、有原投手の力投と、五十嵐投手の被弾については、結果次第でどうにでも言われたことです。


江川選手の一番起用。

これも批判されていました。

以前も書いたことですが、こんなことを思い出しました。


1982年シーズン、パ・リーグの前期優勝のかかった試合で、当時の西武ライオンズの広岡監督は、ワンポイントリリーフとして活躍していた永射投手を先発に持ってきました。

そしてその試合に勝ち、前期優勝を果たし、最終的には西武ライオンズに初めての日本一を遂げることになりました。

その時のことを広岡氏は

「みんなが考えうるローテーション投手を投げさせる手もあった。

 そうすれば、負けてもみんな納得するだろう。

 でも、それで負けるのはしゃくだった。

 永射が一番勝てると思ったから投げさせた。」

と回想しているそうです。


本多選手、明石選手、福田選手…

この辺りの選手を持ってきていれば、たとえ負けても、ファンは怒ることはあっても、采配に文句は言わなかったでしょう。

初戦、二戦とも先発は右投手ですし。

でも、江川選手のほうが勝てると思ったのでしょう。

私は、工藤監督は、なりふりかまわず勝ちたかったのだと思います。

「江川の抜擢ぐらいでおおげさな」

とか思う人もいるかもしれませんが、工藤監督は江川選手の一番起用がベストだと考えたのでしょう。

その考えが外れただけ。

そして第一戦の最後の打席では、ファイターズの陽岱鋼選手の守備が素晴らしすぎたのです。


ファイターズ戦の次のカードの埼玉西武ライオンズ戦では、一番に今宮選手、九番に左の城所選手を持ってきました。

そして次の日は中四日で中田投手を先発させました。

密かにこのところ好調の今宮選手の一番起用はまだわかります。

でも、あとの2人の起用はギャンブルでしょう。

ただ、何も策を打たないと負ける可能性が高い、と工藤監督は考えたのでしょう。


城所選手は最初の打席でヒット。

そして今宮選手がホームランを放って先制。

今宮選手はその次の回も2点タイムリー

ホークスは逃げ切り、今宮選手はお立ち台に立ちました。


中田投手は6回を81球で無失点に抑え、勝利投手になりました。

この試合でも、今宮選手と城所選手は先発。

2人で3得点に絡みました。


采配は外れるときも当たるときもあります。

こういうときぐらい、工藤監督をほめてやってください。

首位に立っていないとはいえ、勝率が6割を超える成績を残している監督を、ファンが気軽にぼろくそに言うのをみるのは、もうたくさんです。


ここまで読んでいただき、どうもありがとうございます。

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追記

「野球のことをよく知っている」

だけでは監督はつとまらないでしょう。

他のことも知らなければいけませんし、なんらかの形で自分のやりたいことをグラウンドで実行させるリーダーシップもなければいけないでしょう。

今は価値観の多様化が進んでいる一方で、ジェネレーションギャップが短いスパンで起きていることも感じます。

監督一人でそれをしょい込むことは難しいでしょう。

ネットでちょくちょく見かけた

「ヘッドコーチを置くべき」


と言うのは、正論かもしれません。
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