【2016年WEEK8】「オードリーのNFL倶楽部」で放送されたことにかえて~春日が応援するタンパベイ・バッカニアーズとは

2016年WEEK8の「オードリーのNFL倶楽部」については、本日中に見ることができないかもしれないので、あらかじめ用意したもので代替させてもらいます。

今回は、春日が応援しているタンパベイ・バッカニアーズのことを書いておきます。

オークランド・レイダースに乗り換えるかもしれませんが、まあ今のところバッカニアーズを応援していますので。

1.歴史

タンパベイ・バッカニアーズの「タンパベイ」ですが、そう言う地名はなく、フロリダ州の保養地タンパ市を中心とした一帯を指します。

1976年からプレイを始めたNFLの27番目のチームとして誕生した、比較的新しいチームです。

(同時に誕生したのがシアトル・シーホークスです)

バッカニアーズと言うニックネームは、

「17世紀にタンパ湾を始めとするフロリダの沿岸を荒らしまわった海賊バッカニアの縄張りであった事からバッカニアーズと名づけられた」

そうです。

(ウィキペディア「タンパベイ・バッカニアーズ」より)

当時はFA制度がなく、新設チームは他チームから供与されたチームと、ルーキードラフトでしかチームを作ることができませんでした。

他チームから供与されるのは、当然戦力からはもっとも遠い選手たち。

そのため、出来上がったチームはとても弱くて、苦労を重ねました。

1976年シーズンは0勝14敗(当時のレギュラーシーズンは14試合)で終わりました。

翌シーズンも開幕から12連敗で、ようやく13試合目でニューオリンズ・セインツに勝利して、誕生からの連敗を26で止めました。

(この時のセインツのQBが、ペイトンとイーライの父、アーチー・マニングだったそうです)


そんな弱小チームもドラフトで集めたタレントが1979年に開花します。

QBダグ・ウィリアムス、RBリッキー・ベル、ディフェンスはDLリー・ロイ・セルモンに代表され、NFL№1を記録するほどの強さでした。

5か年計画でチームの強化をはかっていたHCジョン・マッケイのもと、チームは

「From worst to first」

を合言葉に快進撃を展開しました。

10勝6敗で地区優勝し、初めて出場したプレイオフではフィラデルフィア・イーグルスをやぶり、チャンピオンシップに進出します。

相手は1970年代にチャンピオンシップの常連だったもののどうしてもスーパーボウルに出られないロサンジェルス・ラムズ。

両チームが初めてのスーパーボウル進出をかけて対戦した試合は、0-9で敗戦しました。

(ここまでの歴史は、下の動画に詳しいです)




1982年のストライキによる変則シーズンでプレイオフに出場したのを最後に、バッカニアーズは再び弱小チームに戻ってしまいます。

誰をHCに据えても効果はありませんでした。

この間何度もニューヨーク・ジャイアンツを2度スーパーボウル制覇に導いた名将、ビル・パーセルズを招へいする動きがありましたが、結局受け入れられることはありませんでした。


次にプレイオフに進出したのは1997年。

HCは前年から就任したトニー・ダンジー。

彼とディフェンスコーディネーターのモンテ・キフィンによる「カバー2」ディフェンスの進化形の「タンパ2」ディフェンスを編み出し、チームを強くしました。

ダンジーの下で6年間で4度のプレイオフ進出を果たす強豪チームとなりましたが、スーパーボウルに出ることはできませんでした。

2001年シーズンを最後にダンジーを解雇し、新しくHCに迎えたのは、オークランド・レイダースからトレードで迎えたジョン・グルーデン。

(彼もまた、レイダースで「スーパーボウルに出れない」と言われていたHCで、彼にとどめを刺したのが、タックルールゲームと呼ばれる歴史に残るゲームで、まだ実績のない2年目のQBトム・ブレイディが落としたボールが、ファンブルではなくパスインコンプリートと判定されたこともあり、レイダースが敗れたゲームで、ニューイングランド・ペイトリオッツには初のスーパーボウル王者への道を開いたゲームでした)

グルーデンは期待に応え、2002年にバッカニアーズを初めてのスーパーボウルに導きました。

相手はなんと、彼が前年まで指揮をとっていたレイダース。

この時バッカニアーズはNFLで№1のディフェンス成績を記録しており、レイダースは№1のオフェンス成績を記録しました。

スーパーボウルでオフェンスとディフェンスのトップチームが対戦するのは初めてのことでした。

この「矛と盾」の対決となった第37回スーパーボウルを制したのは、盾のバッカニアーズでした。

圧勝でした。

レイダースのQBリッチ・ギャノンは、アグレッシブなバッカニアーズ守備の前に、スーパーボウル記録となる5インターセプトを喫しました。

それは十分に考えられたことで、グルーデンはバッカニアーズの守備陣に、ギャノンのクセとかを自らがプレイしてみせることで教えていたのですから。

この時がこれまでのタンパベイ・バッカニアーズの歴史の絶頂でした。

こちらの動画はNFL公式の第37回スーパーボウルのフル動画。



この2年前にボルチモア・レイブンズがディフェンスでスーパーボウルを制した時には、あまり面白いとは思わなかったのですが、バッカニアーズのディフェンスによる勝利は痛快に感じました。

こちらにはダイジェスト版があり、「チャイルドプレイ」の人形、「チャッキー」によく似たグルーデンがはしゃぎまわっている姿が見られます。

「Super Bowl XXXVII: Raiders vs. Buccaneers | NFL」へのリンク

そりゃあ嬉しいでしょう、相手は自分を追い出したチームですから。

ジョン・グルーデンは史上最年少(39か40)でスーパーボウルを制したHC(当時)となりました。


その後2回プレイオフに出場したものの2007年を最後に、今に至るまでプレイオフ進出がありません。

グルーデンは2008年シーズンを最後に解雇されました。

その後今に至るまで2~3年周期でHCが代わっています。


長々と書きましたが、タンパベイ・バッカニアーズには2度のピークがありましたが、だいたい弱い時期が長いチームです。


2.今のチームの特徴

バッカニアーズは2012年にドラフト1位指名したRBダグ・マーチンが2015年シーズンにはNFL2位のラン成績を残し、2015年に全体1位指名した「3番の人」ことQBジェイミス・ウィンストンもまずますの成績で、昨シーズンはオフェンスリーグ5位の記録を残しました(2014年は30位で2013年は最下位)

ディフェンスも昨シーズンは25位から10位と成績をあげました。

2016年シーズンはWEEK7を終え3勝3敗。

オフェンスは13位でディフェンスは20位です。

この地区の首位は今シーズン圧倒的な強さを誇るアトランタ・ファルコンズですが、4勝3敗ですから、十分に地区優勝を狙える位置にいると言っていいでしょう。

マーチンが第2週(だったかな)から負傷で欠場していますが、戻ってくれば立て直せると思います。

一つ注目したいのは、ウィンストンがどういう成長を遂げるかと言うこと。

私はカロライナ・パンサーズのQBキャム・ニュートンのようなQBになれるかと思っていましたが、今シーズンはここまで49ヤードしか走っていません。

パスレイティングは81.1で33位。

今のところどっちつかずの数字ですが、サンフランシスコ・49ナーズ戦ではポケットにとどまり3TDを投げました。

脚があるポケットパッサーのほうが、将来を考えてもチームにとっては良いと思いますが…


3.日本人チア

タンパベイ・バッカニアーズには、これまで4人の日本人チアリーダーが在籍しました。

・安藤美和さん(2012年)

・小島智子さん(2003年~2010年)

・濱中彩恵さん(2008年)

・宮田憲江さん(2011年~2014年)

小島智子さんは8年(日本人チアのNFL最長記録)と在籍が長く、最終年にはNFL史上初の日本人チームキャプテンとして活躍しています。


4.ジンクス

タンパベイ・バッカニアーズが優勝した時のQBはブラッド・ジョンソンと言う選手で、1992年にドラフトでミネソタ・バイキングスに指名されNFL入りした選手です。

つまり、生え抜きではないわけです。

バッカニアーズにドラフト1位指名されたQBの中には、他のチームでスーパーボウルに勝った選手が3人います。

ダグ・ウィリアムス

スティーブ・ヤング

(ただし補足ドラフトの1位)

トレント・デルファー

惜しかったのがビニー・テスタバーディーで、ニューヨーク・ジェッツでスーパーボウルに行けるかと思われたのですが…

テスタバーディーは1992年を最後にチームを去ると、結局44歳までプレイ。

44歳の時のシーズンは引退していたのですが、カロライナ・パンサーズのQBが負傷で足りなくなり、急きょ加入。

アリゾナ・カージナルス戦に勝ち、最高齢での勝利を記録。

また21シーズン連続TDパス成功、と言うペイトン・マニングもブレット・ファーブも成しえなかった記録を持っています。

(ペイトンにはまだチャンスはありますが…)


追記

ダグ・ウィリアムスはUSFLと言うNFLではないリーグを経て、最後にワシントン・レッドスキンズにたどり着きました。

1988年シーズン中に頭角を現し、第22回スーパーボウルに出場。

黒人QBが初めてスーパーボウルに先発する、と話題になりました。

彼は1Qに負傷退場しますが、再びフィールドに戻ってきました。

そして第2Qだけで4TDパスを投げました。

これにRBティミー・スミスの1TDランを加えた、1Qだけで35点と言うのはいまだにスーパーボウル記録です。

(このため、第22回スーパーボウルの第2クォーターは「ザ・クォーター("The Quarter")」と呼ばれるようになりました)

そしてウィリアムスは、スーパーボウルMVPとなりました。

その模様はこちら

「#5: Doug Williams Super Bowl XXII Highlights | Redskins vs. Broncos | Top 50 SB Performances」へのリンク


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