【ネタバレ】第51回スーパーボウルの感想

     20170206第51回スーパーボウルロゴ

(第51回スーパーボウルのロゴ)

日本時間の2017年2月6日午前に行われた

第51回スーパーボウル

の感想を書きます。

ネタバレですのでご注意ください。

1.戦前の予想

Wikipedia(英語版)の「Super Bowl LI」にもありますが、オッズは3ポイントニューイングランド・ペイトリオッツが、アトランタ・ファルコンズをリードしていました。

3ポイント差とは、ほとんど力に差がなく、どちらが勝ってもおかしくない、と言う程度の差だと私は解釈しています。

私の予想は、ペイトリオッツ。

それは、レギュラーシーズンの成績では、得点はファルコンズが1位なのに対してペイトリオッツは3位と攻撃力に差がないのにくらべ、失点はペイトリオッツが1位で最少でファルコンズは27位と大きく守備力に差があるからです。

そしてこのカードは、スーパーボウル史上6度目か7度目の得点1位と失点1位のチームの対戦で、失点1位のチームはこれまで1敗しかしておらず、守備力が強いほうが勝つことがほとんどでした。

ただ、希望としてはファルコンズに勝ってほしいと考えていました。

今シーズンMVPにも輝いた無冠の名QBマット・ライアンに勝たせたかったのと、ペイトリオッツとQBトム・ブレイディが勝つのは見飽きたからです。

得点力のある両チームだけに、点の取り合いになると面白いなと考えましたし、両チームともそれができるはずです。

でもそう言う場合、得てしてロースコアになったりする、とオードリーの若林さんは言っていました。

たしかに、そんなものです。


2.ゲームの流れ

1Qはまさかの0-0で終えました。

両チームとも2回の攻撃を終えましたが、いずれもパントを蹴ることになりました。

2Qに試合が大きく動きました。

ペイトリオッツがファンブルし、ファルコンズがリカバー。

それがこの動画です。



好フィールドポジションを得て、ここまで良くなかったファルコンズのパス攻撃が機能をはじめました。

テンポのいい攻撃で、最後はランでTDを決め、先制しました。



ライアンはこれで落ち着いたようでした。

次のペイトリオッツの攻撃を3アンドアウトで押さえると、TDパスで追加点をあげました。



さらに次のペイトリオッツの攻撃を、自陣ゴール近くでインターセプト。

リターンTDを決め、21-0としました。



このインターセプトに見られるように、とにかくファルコンズのディフェンスが予想をはるかに上回る健闘でした。

点差を広げられたペイトリオッツのオフェンスはあきらかに浮足立っていて、ちぐはぐでした。

しかしインターセプトした選手をタックルに行ったブレイディには執念は残っていたようです。

「負けん気の塊」と言われるブレイディに率いられたペイトリオッツのオフェンスは、前半最後のシリーズでFGで3点を返し、21-3で折り返すことになりました。



後半はファルコンズの攻撃からでしたが、ペイトリオッツのディフェンスがアジャストしたところを見せ、3アンドアウト。

しかしオフェンスはブレイディを除いてはまだ浮足立っており、次の攻撃ではホーガンとエデルマンがそれぞれ落球し、こちらも3アンドアウト。

その次のファルコンズの攻撃はライアンのロングパスがさえ、TD。



3Q残り8:31で28-3と25点差へ点差を広げました。

しかしだんだんペイトリオッツのオフェンスが落ちついてきました。

ギャンブルをはさんでTD。

ただしPATは外して28-9としました。



次のキックオフ、まだ3Qでしたがペイトリオッツはオンサイドキックに出ました。

しかしファルコンズがリカバー。

ですがここからファルコンズオフェンスが進まなくなりパント。

4Qになり、次のペイトリオッツの攻撃ではペイトリオッツらしい落ち着いたオフェンスが展開されるようになりました。

それでもFGに抑えられ28-12。

16点差と2ポゼッション差でしたが、試合残り9:44となっていました。

あとはファルコンズは時間を使ってFGでもいいから得点し続ければいい点差と時間になっていました。

幸いファルコンズは時間をつぶすだけのランを持っています。

しかしランで時間をつぶすことを徹底しませんでした。

3&1でランで行けば良いと思われる状況で、明らかにパスとわかるフォーメーションからドロップバックしたところを、若林さんが注目と言っていたLBハイタワーにサックされ、ファンブル。

ターンオーバーとなりました。



プレイコールを出すのは、私より何万倍もアメフトを知っているNFLのコーチ。

特にファルコンズには次期サンフランシスコ・49ナーズのHC候補の筆頭と言われるOCカイル・シャナハンがいます。

ですから、私には疑問には思えるパスプレイも、そこは練られたコールだったのでしょうが…

このファンブルリカバーから得た攻撃権をペイトリオッツはTDに結びつけます。

16点差なので当然の2ポイント選択。

ブレイディが時折見せるトリックプレイ「Statue of Liberty(自由の女神)」と呼ばれるプレイで成功させました。



残り時間は5:56となっていました。

次の攻撃で、ファルコンズは逃げ切るチャンスを得ました。

ライアンからのパスを、WRフリオ・ジョーンズがつま先をギリギリフィールド内に残してキャッチし、FG圏内に入りました。

あとはラン攻撃を繰り返し、時間をつぶしてFGを蹴れば逃げ切れる状況です。

ランが出なくても、FGは蹴れるでしょうし、何よりも時間がつぶせます。

しかしここでも不思議なことにライアンがドロップバック。

これをサックされFG圏内の外に押し出されました。

結局パントを蹴らざるを得なくなりました。

残り時間は3分半ほどで、タイムアウトを2つもったペイトリオッツがキャッチアップのドライブを始めました。

健闘を続けていたファルコンズディフェンスは、もうそれを止められませんでした。

残り0:57でペイトリオッツはTDを決め、2ポイントも成功させ、ついに28-28の同点としました。



次のファルコンズの攻撃はパント。

ペイトリオッツは自陣35ヤードのあたりでフェアキャッチ。

距離は75ヤードと遠いとはいえ、フェアキャッチキックに行かないかな、と期待しましたが、そのまま普通にプレイし、試合はスーパーボウル史上初のオーバータイムとなりました。

コイントスに勝ったのはペイトリオッツ。

ルールでは、両チームとも1回ずつの攻撃が認められ、その結果がタイなら、次は最初に得点したチームの勝ちとなります。

ただし、1回目の攻撃で先攻のチームがTDをあげると、そこで試合は終わりです。

もうファルコンズディフェンスは、自信を取り戻したペイトリオッツオフェンスを止めることができませんでした。

残り11:02でペイトリオッツはTDラン。



28-34で5回目のスーパーボウル優勝を決めました。

試合を通してのハイライト動画はこちらです。



(NFL JAPAN「第51回スーパーボウル、ペイトリオッツ対ファルコンズのハイライト」動画)

試合のニュースは下記ツイートのリンク先



得点経過やスタッツはこちらにあります。

MVPはトム・ブレイディが獲得しました。


3.全体を振り返って

ファルコンズもペイトリオッツも、さすがに「スーパーボウルに出てくるにふさわしいチーム偉大なチーム」と言う面を見せてくれました。

しかし、両チームとも試合を通じて「偉大なチーム」ではありませんでした。

ファルコンズは3Q半ばまでは偉大なチームでした。

しかしペイトリオッツがそのあとは、偉大なチームでした。

その流れのままオーバータイムとなり、偉大なチームであることを継続したペイトリオッツが勝った、と言うものだったと思います。


それにしても、ペイトリオッツの底力を見せつけられたチームでした。

3Qに28-3と25点差となった時には、試合は決まったと思いました。

そこから、一時はパニックに陥ったようなチームを、HCビル・ベリチックらコーチ陣と、トム・ブレイディは建て直したように感じました。

ペイトリオッツはなかなか大量リードを許すことはないチームです。

リードして、または少しくらいリードされても、そこから勝つのには慣れていますが、この点差を追いかけて勝つのには慣れていないんじゃないか、だから逆転勝ちは無理だろう、と思ってました。

しかし、ペイトリオッツはどんな勝ち方でもできる、と思い知らされました。

これこそチャンピオンチームだと思います。


ファルコンズはペイトリオッツより長い時間を支配しました。

スーパーボウルの経験のないQBに率いられたチームが、ペイトリオッツ相手に力を出せるかどうか、と疑問視もしましたが、立派にその力を見せてくれました。

特にディフェンスは期待以上のものを見せてくれました。

素晴らしいパフォーマンスだったと思います。


最近のスーパーボウルは、「スーパー」の名にふさわしいゲームが多いです。

しかし、最近のものに限らず、スーパーボウルには「大逆転」と言う「スーパー」なものに欠けていました。

しかし今回はスーパーボウル史上最大の25点差の逆転勝ち。

「大逆転」は充足されました。

とても「スーパー」なゲームだったと思います。


4.アメリカとスーパーボウル

今回のスーパーボウル、全客席に星条旗が置かれ、国歌斉唱の際にふられていたそうです。




レディ・ガガのハーフタイムショーにも、政治色があったようです。



試合の内容もそうですが、アメリカにとっては語り継がれることになるスーパーボウルになったと感じました。


ここまで読んでいただき、どうもありがとうございます。

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コメント

ブログ期待させてもらいます
とことこ話さん、コメントありがとうございます。
情報封印成功、すごいですね。
最近は封印がどんどん難しくなっていくように思います。
FacebookのNFL関連のグループには、ネタバレ失敗の声がいくつも投稿されていましたし。

基本的に「采配批判はしない」がポリシーの私ですが、今回のは本当に腑に落ちなくて…
しかも2回…
普段着のフットボールを貫こうとしたのか、それしか貫けなかったのか…
真相はよくわかりませんが…
とことこ話さんがブログに書かれるの、期待させてもらいます。
あそこは得点しとかないとですね
ぷりーん師匠さん、コメントありがとうございます。
私も渋谷のバーに行こうかどうか迷いましたが…結局家で判官びいきしていました。
でも結果には大満足です。
>試合を分けたのは8点差後のファルコンズのドライブでしょう。ジョーンズのスーパーキャッチが出て、あそこで勝負を決めなくてはいけませんでした。
そうですね。
あのパスコールはずっと言われるでしょうね。
何回も見たくなる気持ち、わかります
もんちぇさん、コメントありがとうございます。
4打数2安打、しかも2本塁打、と言ったところでしょうか。
私も結果を知らずに見始めた初めての回が第25回で、何回も見ました。
ただし、今度見たら最後のキックが成功してないかなぁ…
とか考えまして(笑)
やっぱりアメフトって面白いですね!
MAJIKさん、こんばんは。
とんでもなく興奮する試合でしたね。この試合の録画DVDは永久保存版にします。何せ50年以上の歴史を超える要素が溢れまくりでしたから。
私は仕事でしたが、家族揃って「情報封印」した一日を経ての、自宅ディナー(?)観戦となりました。
妻はファルコンズ、高2の息子はペイトリオッツ、私は(いつもながら)残りゼロ秒までの大接戦を期待してという「家族三者三様」のスタイルでしたが、3人揃って試合後も興奮覚めやらぬという...感謝いっぱいの試合後でした。
MAJIKさんも指摘されている、ファルコンズがあと一本FG取れば勝利万全確定の場面で何故にパスを狙って、あげくサックを浴びてしまったのか?の場面は、私も胸が苦しくなって...ファルコンズオーナーが目を見開いて爆発一歩直前状態になっている様子に感情移入しまくりでしたが。
しかしペイトリオッツは・ブレイディは凄いです。息子は「最初のポイントアフタータッチダウンを外した1点が最終的に敗戦要因になるのかな?」と言ってましたが、それをまさかのツーポイント×2を実現して取り戻すなんて。
ドラマ?奇跡?歴史に残る?...どんな表現もしっくり来ないレベルのビッグゲームを見せてくれた両チームの(特にディフェンスの)踏ん張りに称賛の拍手を送って然るべき、なスーパーボウルだったと思います。
※私もブログで振り返りたいと思いますが...せめて今週中には書けるかな・書きたいな、といったところです。
渋谷の・・・
スポーツバーでライブ観戦でした。
ファルコンズの応援が多かったです。判官びいきというやつでしょうけど。
3Qまでは大盛り上がりでしたが、試合が終わるとあっという間に人が居なくなりました。

試合を分けたのは8点差後のファルコンズのドライブでしょう。ジョーンズのスーパーキャッチが出て、あそこで勝負を決めなくてはいけませんでした。

ファルコンズファン以外の人にとっては最高の試合になりましたね。
いや~興奮しました~♪
僕はまだスーパーボウルはここ4年しか観てませんがあの第49回とこの第51回のゲームを観れて幸せです♪
フリーマンやフリオジョーンズ凄いなぁと何度も驚かされましたが最後のエデルマンは歴史に残るキャッチで前半のドロップを挽回しましたね!
興奮と言うか感動に近いもんがありました♪
今夜もまた観そう(^_^;)
守りに入るのが嫌だったんでしょう
トンたんさん、コメントありがとうございます。
私も書いた後、守りに入るのが怖かったのかなぁ、と思いました。
でもそれって日本的根性論にも思えますし…
しょせんは結果論で我々には真意はわかりませんね…
Twitterでお世話になってます!
問題になってるカイル・シャナハンのパスコールですが、パッカーズ戦のハーフタイム前の下手したらインターセプトされそうな意味分からないロングパスや、実はシーホークス戦でも、時間消費よりも得点優先させてるコールがありました。

これについて自分は良くないと!ツイートしてたんですが、何か安心出来ない相手、ロジャース、ウィルソンと対戦でしたので、積極的なのかな?と理解しましたが。それでいくと、今日のは残り1ヤードで、どうしてもダウン更新狙ってくると感じました。
こういう形で勝ってきたチームだし、こういう形で取りこぼしてたチームでもありますし。
結果論でしか語れない立場としては批判はできません。一度ペイトリオッツのオフェンスが進み出すとペイトリオッツディフェンスも良くなりましたし。

観戦してて、久々に大興奮。

お互いに素晴らしかったです!

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