ボビー・レインの呪い


米プロフットボールのNFLで、デトロイト・ライオンズが苦しんでいます。

現地11/27に行なわれた、サンクスギビングデイのゲーム(この日は毎年ライオンズとダラス・カウボーイズが主催するゲームが行なわれます)でも、今季好調のテネシー・タイタンズに敗れました。

これで今季は12試合して全敗です。

このことを現地では「ボビー・レインの呪い」と関連付けています。

ボストン・レッドソックスの「ベーブ・ルースの呪い」のようなものです。


ボビー・レインは1950年代のライオンズ黄金時代を支えた名QBです。

そして、フェイスマスク(顔を保護するバー)をつけずにプレイした、最後の選手でもあります。

パフォーマンスは素晴らしいのですが、とにかく夜遊びなどのオフの素行がフロントを悩ませました。

私の怪しい記憶では、ある新人が「おい、ルーキー。歯磨き粉が切れたから買いに行く。一緒について来い」と誘われ、夜レインと共に出て行って、帰ってきたのが翌々日の朝だった、と言う武勇伝もあります。

つまり西鉄ライオンズにいたような選手だったのでしょう。

同じライオンズでも、西鉄のフロントや監督は彼らを放任していましたが、デトロイトではそうはいきませんでした。

1957年にライオンズは彼をピッツバーグ・パイレーツに放出しました。

レインはその時とても悲しみ、そして腹をたてて「ライオンズはこれから50年間勝てないだろう」と言ったそうです。


それから50年がたちました。

ライオンズがこの間プレイオフに勝ったのは1度だけだそうです。

それはきっと1991〜92年シーズンのカウボーイズとのディビジョナル・プレイオフでしょう。

偶然ですがこのゲームのビデオを、私は持っています。

バリー・サンダースが信じられない走りを見せ、このシーズンだけ輝いていたエリック・クレイマーがパスを投げまくっていました。

そして今ではまず見られなくなったオープンハドルも美しかったです。


マット・ミレンGMは「彼の呪いが51年でなくて良かったよ」と言っていましたが、どうも51年目も続いていたようで、彼は今シーズンの半ばで解雇されました。

彼の呪いはいつまで続くのでしょう。

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