【WBC】大谷翔平のバントから連想する「野球のおもしろさ」~カードの見せあいと隠しあい
バント
を決めました。
【速報】大谷、バントも神技すぎるwwwpic.twitter.com/gUKMD7ckVQ
— 窓際ジョニー (@jonny_mado) March 16, 2023
現地観戦の方がとった動画はこちらです。
大谷バント! pic.twitter.com/iOv7XeL0ZA
— kei6628 (@kei6628) March 16, 2023
1死1塁と言う状況でクリーンナップの一角がやったバントですから、サインによる送りバントではなく、自らも生きようとしたバントだったことは明らかです。
SportsNaviの一球速報では
「三塁線へ意表をついたセーフティバントを決める」
とかかれています。
ちょっといやらしいことを書かせてもらいますと…
私はバントもあるかも、と思ってました。
MLBでもホームラン打った次の打席でもバントを決めたりしていて、大谷選手はイメージ以上にバントをする選手だと思っていましたので。
流れを引き寄せるためには何でもやる選手ですし。
大谷選手は
「日本の勝利よりも優先するプライドはなかった」
と言っています。
バントをすることを「プライドを捨てる」と思うような選手ではないと思います。
「野球小僧」大谷翔平、勝利へ執念…プライド捨てバント・うなり声響かせ164キロhttps://t.co/Lyfh72GS7J#スポーツ
— 読売スポーツニュース (@YOL_sports) March 16, 2023
ただ私は、左投手だからここではないかな、とも思いました。
野球やアメフトを見ていて思うのは、
このスポーツはカードの見せあい、隠しあいなんだな
と言うことです。
大谷選手のバントに、イタリアのマイク・ピアッツア監督は、このバントには大変驚いたそうです。
それはそうでしょう。
頭にあれば、あんな極端な右寄りのシフトは敷かなかったはずです。
「まさかこんなカードを切ってくるとは思わなかった」
と言う心境でしょう。
そして大谷選手がバントをしたことから、
「相手にはあんなカードがある」
と考えるようになるはずです。
大谷選手にはバントもある。
この後のイタリアと、これから対戦するチームは、そう警戒せざるを得なくなります。
こう言うところが野球やアメフトのおもしろいところだと思います。
ひとつ惜しいと思えるのは…
これまでに周東佑京選手を代走に出して、盗塁させたりして、その快速ぶりを披露させておきたかった
と言うことです。
相手チームに
「日本代表には『周東選手の脚』と言うカードがある」
と思わせておきたかったです。
実際盗塁してそのカードを切るのもいいですが、そう思わせておいてなかなか走らず、相手バッテリーを打者に集中させない、と言うことも効果的だと思います。
「カードを切ると思わせて警戒させる」
と言うものです。
初戦の中国戦で甲斐拓也選手が大谷選手にストレートとスライダーだけを投げさせて、スプリットを一球しか投げさせなかったのは、次に投げる時までにスプリットがどんな動きをするか見せたくなかったからだと思いますが、スプリットと言うカードを切ると思わせて切らなかった、とも考えられます。
野球やアメフトだけではなく、他の競技にもこう言うことをするでしょう。
ですからスポーツを観るのはおもしろいと考えます。
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